部屋にいたら、蚊に刺された。
「蚊に刺されたー!」
だんなさんに訴えるタマコ。
「ああ、うん、いるよ、この部屋」
だんなさんは何食わぬ様子でうなずきます。
「むひゃー!」
なんで彼はあんなに涼しい顔をしているんでしょう?蚊に刺されたらかゆいじゃないか。もっと慌てたり、妻のために蚊をやっつけようと奮闘したり、いろいろやることあるじゃないか!
一人で怒っていると、余裕のだんなさんが続けて言いました。
「ま、タマコがこの部屋にいる限り俺は安全なんだよな」
「!!」
なんと、だんなさんは私を蚊取り線香代わりに使っていたのです。
「蚊取り線香ならぬ、蚊取り人間だ」