先月学生が来て餃子を作ってくれました。白菜と豚肉の餃子。
彼女は白菜を一枚一枚丁寧にむいて、最後に残った芯を私に差し出して言いました。
「奥さん、これを水につけておくと花が咲きますよ」
私は花瓶代わりのビンに白菜の芯をさしておきました。
一週間ほどすると、本当に花が咲きました。菜の花みたいな黄色い小さな花です。
ああ、春が来たんだな。私は思いました。
花はけっこう長持ちしました。大きな花が終わると脇から小さなのが生えてきて、そっちが咲いたりして。
でも本当にそろそろ終わりです。
捨てようかな、と思って見ると、そこに小さなプチヒゲカメムシがくっついていました。