ちょうど帰ってきた同じ1単元のおばさんが私たちと同じように困っていました。彼女の家のチャイムを鳴らしても、誰もいない様子。私たちの部屋だって誰もいません。
「ここに知り合いいる?」
私たちは聞かれて1階のカナダ人の先生のチャイムを押してみましたが、電気はついていなし、見るからに留守のようです。
おばさんが結局楼長の家のチャイムを鳴らし、ドアを開けてもらいました。
「私たち鍵を持っていないんだけど?」
楼長のおじさんに訴えると、おじさんはいろいろと説明してくれたようですが、このおじさんのしゃべりのはっきりしないことと言ったらありません。一字一句聞き取れないのです。
ここまで分からないのも、すげー!
「うん、わかった」
分からないのに分かったふりをして話を切り上げて、私たちは部屋へ戻りました。