友人と駅の方まで買い物に出かけました。いつ来てもすごい人です。
私のふるさとでは、繁華街でも平日は人が少なかったりするのですが、ここではそんなことはありません。いつ来てもすごい人!土日はもっとひどいです。
なぜ週末にこんなところに来てしまったのだろうと友人と嘆きながら歩いていると、小学生くらいの男の子がものすごいスピードで私たちの横を駆け抜けて行きました。
「あー、子供はいいねー。はしゃいで走っているのねー。」
そんなぼんやりしたことを考えていると、彼を追いかけて男の人も走って来ました。
「あー、そんなに走るから、お父さんに追いかけられちゃってるじゃないの。親を困らせてはいけないよ。」
ぼんやり見ていると、何だか様子が変です。親子の追いかけっこにしては、真剣すぎる。二人とも走るの速い。
私が異常に気がついたとき、男の人が突然走る方向を変えました。男の子はもう姿が見えません。男の人は今度女の子を追いかけています。中学生くらいの女の子で、彼女もすごい真剣な表情で逃げています。
「何?」
私が彼らを振り返ってきょとんとしていると、友人がのんきそうな顔で一言。
「スリ。」
「えー、今の子供がスリ?」