救出!!
「ねえねえ、だんなさんが水で流したぷっちーって小さいぷっちー?」
「うん、小さいぷっちー。」
「まだ生きていたよ。生きようともがいていたよ!」
「ああ、そう?」
だんなさんは授業の準備中でぷっちーが生きてようが死んでようがどちらでもいい様子。
私は小ぷっちーを指に乗せてベランダへ行きました。小ぷっちーは私の人差し指の先にひしっとしがみついています。
私は窓を開けました。
「さあ、ぷっちー、外へ行きなさい。家の中にいるとだんなに水で流されたりふんずけられたりするからね。外の方が広くて安全だよ。」
でもぷっちーは私の指からなかなか離れようとしません。
「ぷっちー、行くんだ!広い世界がおまえを待っている!!」
私はぷっちーをつまんで窓の縁に置きました。ぷっちーはもぞもぞ動いてこちら側へ来ようとサッシを上り始めます。
「だめだめ、お別れなの!」