この停電が何のせいか分かりませんが、そろそろ工事の人も仕事が終わる頃。これで帰ってまだ電気がついていなかったら、今日中の復旧は見込めないだろうと私は予想しました。きっと今頃、
「直った?」
「直んないよ。でももう日が暮れるし、今日は解散ー。」
「おつかれさまー」
「いやー、今日も働いたねぇ」
なんて言っているに違いない。
アパートメントに着くと、やはりまだ停電中。
日はあっという間に傾いて、部屋は暗くなってしまいました。だんなさんは寝てしまった。
私はタオルを濡らして体を拭きました。
「風呂に二日も入れないなんて、ありえない!」
私などはまだいいのです。私はあんまり汗かかないし、よっぽど何かない限り体がベタベタしたりしないのです。だんなさんはずっとむずがっていました。
真っ暗だけど、まだ7時です。
私はカーテンを全開にして外の光を極限まで取り入れながら、ろうそくに火をつけてまた「ダ・ヴィンチ・コード」を読みました。