だんなさんが帰って来ました。
「外国語学部は電気があるから、学校へ行ってくる。ついでに国際課に行って、こんなに停電が多いところに住むのはいやだ、引っ越したいと文句を言ってくる!」
ああ、そうですか。いってらっしゃい。なんだかヒマさのあまり口から魂が抜けかけている私。
本当にすることがないので、私は去年日本に帰った時に買ってもう読み終わっている「ダ・ヴィンチ・コード」の文庫をつらつらと読み始めました。
最近の文庫は字が大きい。難解な文章を読んでいても、お子様の本を読んでいるような気になってくる。しかしこれ、今までの文字の大きさだったら上中下と3冊に分けなくても良かったんじゃないのか?一冊もあっと言う間に読み終わってしまうし。字を大きくして読みやすくなりましたなんて、読者のためっぽいこと言っているが、事実上文庫本の値上げだろう!しかもこの「ダ・ヴィンチ・コード」と言う本は、キリスト教ではない私にはさっぱり何の衝撃ももたらさない。キリストだって人間だったんだから、子供の一人や二人はいたかもしれないじゃないか。だからどうした。それを除いて一個の事件として見ても、おもしろくない。だいたい言葉遊びとか、英語が分からないからさっぱりおもしろくないぞ。
停電のイラつきが私にも伝染したらしく、普通に本を読んでいても辛辣なのです。
まただんなさんが帰ってきました。
「国際課も電気がない!」
おかげで国際課の皆さんもすることがなく、新聞を読んだりぼんやりしたりしていたらしい。主任さんなどは別世界へトリップしているような状態だったようです。
あまりのトリップぶりに、だんなさんは文句を言う気力もそがれて帰ってきたようです。
二人でまた外国語学部へ行きました。