民工とは、多分、工事のために田舎から出稼ぎに来た労働者のことです。
学校の中あちこちで工事が始まったので、民工があふれています。
うちの前の道路工事に来ているのはみんな年配のおじさんで、おじさんのくせに筋肉モリモリです。真っ黒に日焼けしています。お昼になると、並木の日陰で並んで昼寝をするので、うちの前は死体置き場のようです。ちょっと怖い。
私が「学校の胡同」と呼んでいた平屋のエリアも工事しています。レンガ造りの平屋を壊しているのも民工の皆さんです。こっちは家族総出で、おばちゃんも子供もいます。家を壊したレンガは、レンガとレンガをくっつけていたコンクリートを丁寧にはがして、トラックに積んで持って行きます。どこかで再利用するのでしょう。
小学生くらいの女の子も手伝っていました。手伝えないもっと小さい子は周りで枝を振り回して遊んでいます。この子供たちも何人か分からないくらい真っ黒に日焼けしています。石家荘の子供は夏、みんな短髪にされてしまうので男か女かも分かりません。とにかく楽しそうです。
先日金魚を買いに行く時に通りかかった架線橋の工事をしていたのも民工のおじさんたちです。
工事中の通り道にビニールシートで作ったテントがあったので、のぞくと、中はベッドでした。ベッドとは言っても、レンガの土台の上に板をのせただけです。ぎっしりと枕らしきものが並んでいます。寝るだけのスペースです。中国三種の神器である水筒が一つ一つに置いてあります。
まさか、工事の間ここに泊まっているのではあるまいな?
ありえる。
学校の民工さんたちはどこに泊まっているのか分かりませんが、学校の中にテントはっているわけではなさそうです。
民工の労働条件て、悲惨。でもこんな条件でも出てくるんだから、ふるさとの農村はもっと悲惨なのでしょうか?