私はすっかりおびえてしまい、小声でぼそぼそと
「35」
と言いました。
「没有太小的。」
つっぱねるような一言。
そう、日本では大人用の靴が「22.5」からなのと同じように、中国では「36」からなのです。私はそれを知りませんでした。
後で学生に
「中国の靴って36からなの?35はないの?」
と聞くと、恥ずかしそうに
「35はありません。中国人の女は足が大きいんです。」
と言っていました。
日本では私にちょうどいい「22.5」は作られない方向に傾いているようなのに、中国ではすでに「35」がない。
住みにくい世の中になったものです。