カナダ人の先生にもらった植物で、一つできそこないがいました。ぶかっこうで、太陽にあたてても成長しないし、葉っぱがくさい。
でもそいつの生命力はすごいです。冬の間、さっぱり相手をしなかったのに枯れないで生き残りました。
春になったし、しかたない。おまえにも水をやるか。と少々高飛車な態度でたまにそいつにも水をあげました。でも相変わらず日の当たるベストポジションには春菊とかこの前植えたレタスとかを置いて、そいつは陽があまりあたらないところに放ったらかしになっていたのです。
しかし今日だんなさんが叫びました。
「ねえ、こいつつぼみがついてるよ!」
私は慌ててベランダへ出ました。日陰気味のところにこっそりいたそいつに、びょーんと細い枝が伸びてその先に小さなふくらみがいくつかついています。しかもそのびょーんと伸びた枝は2本。
「ほんとだ!」