「私の名前。」
「ああ!たまこたまこたまこたまこ。」
おやすみなさいは完全に言えないくせに、私の名前だけはやたらうまいです。
「他の国の言葉って、本当に難しいよ。」
おじさんが真面目な顔で言いました。
それからおじさんはまわりの物を指差して名前を教えてくれました。
「これは菠菜、これは黄瓜、これはんげちゅんだん、これは。。。」
「はい?」
なんだか聞き捨てならない言葉が耳に入ってきたようです。
「んげちゅんだん」
おじさんは繰り返しました。
「んげちゅんだん?」
おじさんの指差す先にはウズラの卵が山積みになっています。
「卵にもいろいろあるんだよ、鶏が産んだのは鶏蛋、鵝が産んだのは鵝蛋、んげちゅんの卵はんげちゅんだん。そうだろう?」
いや、私の言いたいのはそういうことじゃなくて、「んげ」なんて言うピンイン、存在しませんけど?菠菜、黄瓜、んげちゅんだん、ってまるで普通語であるかのように並列して言いましたが?んげ?んげって?