めんちかつのせいでひどいやけどをしてからと言うもの、私は揚げ物から遠ざかっていました。揚げ物は恐ろしい。
それなのにふと、てんぷらを揚げてみようという気になりました。
てんぷらは揚げ物の中でも私の鬼門です。以前、誰でも簡単に揚げられるはずの「まかせてさくさくてんぷら粉」を使ったのに、失敗しましたから。でも持ってきた料理の本に載っているかき揚げは、本当に簡単そうで、おいしそうです。
かき揚げの材料なら中国でも手に入ります。たまねぎとか、たまねぎとか、たまねぎとか、、、たまねぎしか手に入りませんでした。しかし本をよく見てみると、たまねぎなんか使っていません。かき揚げと言えばたまねぎ、と、どうしてか勝手に思い込んでいたのです。ネギと桜えびのかき揚げと、鶏のささ身とにんじんのかき揚げです。
でもたまねぎしか買ってこなかった。にんじんなんて売っていなかった。鶏は「ささ身」を中国語で何ていうのか知らなかった。でも桜えびはありました。なぜか母が桜えびを送ってきていたのです。
しかたがないので、たまねぎと桜えびのかき揚げ。もう一つはたまねぎときのこと『火腿』のかき揚げ。
適当に『面粉』と水を、分量どおりっぽく入れてかき混ぜました。しかしこの『面粉』は日本語で強力粉だと思うのです。ちょっと強力すぎるんじゃないかと思いましたが、材料からして本と違うのだから、まあいいか。
だんなさんが「揚げ物なんかして大丈夫?」と心配そうにこちらを見ています。私はやけど王なので、信用が全くありません。