洗濯を干そうとベランダへ出ると、ベランダはもう「あいつ」天国でした。中国のベランダは黄砂が降ってくるせいなのか何なのか、温室のようにガラス窓になっているのに、いったい「あいつ」らはどこから入ってくるんだろう?
干していると、「あいつ」が一匹私に向かって飛んできました。体をかわして私や洗濯物にとまらないように注意しました。
私はいつも首から結婚指輪をぶら下げています。なぜならサイズが大きすぎて抜け落ちるからです。首からさげていると指輪が見えないので、それはそれで落としたのではないかと心配です。それでいつも指輪を触って存在を確認するのがくせになってしまいました。
洗濯を干し終わって、何気なく指輪に触れると、金属ではない物の感触。反射的にその「もの」を払い落としました。するとなんと!床に叩きつけられたのは「あいつ」ではないですか。
あいつとは >> あいつ (2006年9月9日)
ずっと私の指輪についていたらしい。気がつきませんでした。「びっくりするでしょ、どうしてこんなところについてたの?ダメじゃないか。」
厳重注意の上国外追放。つまんで窓から投げるところ、かわいそうなので窓のふちにそっと置いてやりました。「あいつ」は窓のふちを歩いて行きました。
「あいつ」は害がない上にあんまり飛ばないし、床をのそのそ歩いている姿がかわいかったりもするので、私はもう怖くありません。むしろ家族の一員のような気までしてきました。