元代戯曲家、尚仲賢の作品『気英布』の中に「騎不得両頭馬」(二足のわらじは履けない)という言葉が出てきます。
二足のわらじは履けないとはいいますが、人は誰でも履いてみたくなるもの・・・。
一度は履いてみたほうがいい、そしてそうした場合どうなってしまうのかを体感したほうがいい。
戦国時代と違い両国の肩を持って裏切り者扱いされて殺される、ということも今はないのですから。今の時代は誰でも安心して二足のわらじを履けますね。
そのことで普段気付かないような大事なことに目を向けられるようになるかもしれません。
やりたいことが本当にあるなら、まずは二足でも三足でも履いてみましょう。
ただしそれは仕事上だけのこと・・・
「騎両頭馬」には「二股をかける」という意味もあります。
あの人が午前専用の恋人で、あの人が午後専用、そしてあの人が夜専用・・・
ということにならないように・・・。
人間関係で「騎両頭馬」は当然禁物。「二兎を追うものは一兎をも得ず」です。
ちなみに中国語で言うと「追両兔者不得一兔」ですが、これは中国の諺ではなく、古代ローマの諺だそうです。中国語ですと、
「一心不能二用」
とか
「一心不能用在二心上」
と言いますが、一般的に人間関係に対してこの諺は使わず、事柄に対して使います。
話が脱線しましたが、ひとまずは・・・
先要騎両頭馬、後不要騎両頭馬!
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