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中医学と漢方の中国現地実践レポート。実際の体験から見えてくるホントのトコロに迫ります。
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自分で煎薬

三回目に薬をもらった時、

「煎薬の機械が壊れてしまったので、煎薬用の鍋を買って自分でやってください」

と言われました。私はもちろん煎薬をしたことがありません。薬の窓口でやり方を聞きましたがあまりよく聞き取れませんでした。でもまあ、煮ればいいんだろうと思い挑戦してみることにしました。

煎薬用の鍋とは「沙鍋」のことです。草薬の窓口で5.5元で買いました。

▼沙鍋1
沙鍋1
▼沙鍋2
沙鍋2
▼沙鍋3
沙鍋3
▼漢方
漢方
▼アルミ鍋
アルミの鍋

沙鍋は土鍋のようなものです。性質が安定しているので薬を煮るときも、漢方の材料と化学反応を起こしにくいです。その上熱がゆっくりと均等に伝わり、煎薬の時水が蒸発しにくいという特徴があります。漢方を煎じるとき沙鍋を使うのが一番適していると言われています。

鉄やアルミなど金属の鍋を使用した場合、漢方の材料と金属物質が化学反応を起こしやすく、そうした場合効果が下がったり良くない副作用が起こったりします。

しかし我が家の調理器具は電熱ヒーターだったので、沙鍋は使えませんでした。その時は鉄やアルミの鍋が良くないとは知らなかったので、家にあったアルミの鍋を使うことにしました。

効果は落ちてしまったのかもしれませんが、特に良くない副作用などは起こらなかったようなので良かったです。

正しい煎じ方を簡単に説明すると、まず漢方を沙鍋に入れます。水の量は、水を入れたあと漢方を軽く押さえて漢方の量よりも2センチほど多く入れます。漢方の材料のほとんどは植物の根や茎や花や葉、実なので直接沸騰したお湯に入れると蛋白質や澱粉が固まってしまい、有効成分が抽出しにくくなってしまうので、火にかける前に三十分ほど水に浸したままおいておくと良いらしいです。

漢方を煎じるとき、一般的には水が沸騰するまでは強火で、沸騰したら火を弱めて三十分ほど煮ます。煮る時間は処方箋に書いてありました。漢方の材料の種類によって煮方が変わります。

煎じ終わったらすぐに漢方のかすを取り出します。このときかすの中の液をよくしぼりとりましょう。

自分で煎じる場合、病院で薬を一日分ごとに分けて入れてくれます。

私は一日二回だったので、夕方に煎じた漢方を半分に分けてその日の夜と朝に飲みました。